ロックダウン中のセブ島から日本に帰国してみた

今回はちょっと真面目なお話。

完全に空港閉鎖されているフィリピン・セブ島から、臨時便で日本に帰国するまでのレポ。

実は私、色々あって今月頭に日本に帰ってきました。

帰省は辞めてくださいと叫ばれている中…なので、炎上したらどうしようと思いつつ、

帰国者にも事情があるのでご理解お願いします。

6月30日まで飛行機がキャンセルになったとのことで…臨時便もそのうちまた出るだろうし、情報の少ない今、誰かの役に立つかな～と。

外出禁止（自粛とかじゃなく禁止）のセブ島なので、日本より感染する可能性は実は少ない…とは思うけど、

万が一にでも同居している祖父母にうつしたくないので、帰国予定日２週間前からは、かなり気を使って生活していました。

先に大事なことまとめ

・公共交通機関を使わない方法（家族の迎えやレンタカーなど）がないと、日本側の空港から出ることができない

・日本側空港での検査時間は1時間ほど（長くても3時間ほどとのことでした）

・免疫に自信がない人は絶対ビジネスクラスとりましょう

（優先搭乗/降機できるし、席も広いので、密避けられる。エコノミーはほぼ満席でした）

・陰性でも二週間外出禁止です

・検査の結果はメールor電話で来るので、日本で通じるメールor番号を確保しておきましょう

・いろんな事情があって帰国するのだと思うけど、絶対に帰国前に感染しない！ちょっとでも気になったら帰らない！日本でもちゃんと自粛しましょう

┗都市によるけど、先に帰った友人たちの話によると帰国者への目は結構厳しいようなので…自分を守るためにも、他人を守るためにも（私はそもそも家族から存在を秘匿されているので、近所の人は私がどこにいるのか何しているのか知らない）

航空券を買う

これが第一関門。

セブポット及び日本人会のFBに出たお知らせによると、（セブポットの情報はやや遅いので、日本人会のFBを常にチェックしていたほうが良いよ！！）

「航空券はオンラインでは購入不可。決められた時間にチケットオフィスまで足を運ぶ必要があり、先着順」

とのことでした。

幸いにして、中心街に住んでいたのでオフィスまで徒歩30分ほど。行けなくはない。

オフィスオープンが8時30分～とのことだったので、8時に間に合うように家を出ました。

途中で検問が二か所あり、

私はバランガイパス（町内しか行き来できない許可証）のみ所持

友人は外出許可証（町外にも行ける許可証、市外は分からない）申請中でパスは手元になし

なんとか説明して…いや、あんまり通じなかったけど、面倒だったのか、パスポートを見せて通してもらいました。

（検問のゆるさは軍人によります。ちゃんと許可証持っていきましょう…個人で持ってなくても、コンドミニアムの守衛さんとかに言えばコンド用のものがあったりするはず）

オフィスで整理券を貰い、問題なくチケット購入。

帰りも徒歩30分。

帰りの検問所の軍人はちょっと厳しくて、結構詰め寄られました…。

「さっき航空券を購入して、〇〇町に帰るの！」と説得しても（友人が）

全然通してくれず…。

途中で別の軍人が来て、通してもらえました。

〇〇町を担当の軍人が知らず、別の軍人が「〇〇町は●●ホテルとかがあるところだよ！」と説明してくれたっぽい。

いや、知っててよ…。

マクタン空港までの交通手段

航空券を確保。次の問題は、空港までの交通手段…。

現在プチロックダウン中なので、公共交通機関はありません。もちろんタクシーも。車持ってる友人がいるわけでもないし…。

やばいと思いましたが、またまた日本人会からのお知らせに救われました。

セブ領事事務所が紹介した有料ハイヤー会社の電話番号を載せてくれており…

とりあえず、すべての番号にSNSを送信！

なんと全部返事くれました。すごい。

返事は「1500ペソね！」みたいな雑なものから、自動返信のものまで。

結局一番上に番号が載っていた自動返信のものが、その後の対応が丁寧だったのでそのハイヤー会社に決定。

フィリピン観光省第七管区（DOT7）なるところに、ハイヤーや私の情報をメールで送信。

↓こういうやつ。送る内容は、日本人会のお知らせと、ハイヤー会社が教えてくれました。私のスクショじゃなくてそっち参考にしてね。

返事は来なかったけど、前準備は完了。

当日。

マクタン空港まで。

空港には5時に来てくださいと伝えられていたのだけど、不安なので

4時くらいには着くようにしようかなと計画。

先に結論言ってしまいますが、早く行っても入れないので5時過ぎで良いです。

普段ハイヤー頼んでも、普通に1時間遅れてこられたりするし、検問で手間取る可能性も考えて、2時にコンドミニアムに来るように依頼。

そしたら１時半に来たｗｗ

検問も一切止められることなく通過…何も求められませんでした。

そして2時くらいに着。早すぎ。

空港前のベンチで、前日の夜にデリバリーした松乃屋の残り物を食べてました。焼うどんとだし巻き卵とチキン南蛮。

今から日本に帰るのに、、、最後に食べたいと思ったものは松乃屋。松乃屋はセブ在住日本人のオアシスです。

マクタン空港。

5時半くらいにあきました。なんか厳しい検査あるのかと思ったけど、

体温図るのと、あと温度カメラ？がそこら中に設置されていること以外は普通。

チェックイン～荷物預け～出国税を払う～いたって普通。

何故かわからんけど、職員たちが私たちの写メめっちゃとってくる。インスタとかに載せるつもりか？

チェックインカウンター並んでるときに、COVID19に関する質問票（熱ありますか？とか書いてある）なるものを配られるので、みんな急いで書いてましたが

これ必要になるの成田空港でなので、慌てず。飛行機の中とかで書きましょう。

あと、こんな紙を読ませられます。

店は全部しまってるし自販機とかも使用禁止になっているので、食べ物は持ち込みましょう。

水は、水飲める機械、もしくはゲート前の自動販売機のみ解放されていました。

大好きなラーメン屋もしまっていた…悲しい…。

搭乗時間になるまでは、閉まっているお店のソファでくつろいで待機。

いざ搭乗。

搭乗ゲート通ってから飛行機までの間、いたるところに熱探知カメラが…

ほんとに大量に！！熱探知カメラが！！

ずっとピューピューってなってます。カメラ。うるさすぎる。

搭乗は数人ずつ乗車。でも並んでる列がすでに密だから意味ない。

機内もほぼ満席。

CAさんが完全防備！！

機内食出ました。

いつものとは違って器が紙になってた。量も少なめ。

けど普通にチキンorビーフでおいしかったです。

成田空港についてから。

事前のお知らせでは、10人ずつ降機とのことでしたが、20人ずつに変更。

そんな風にしても、ほぼ満席なので意味はないやん…と思いつつ。

ほんとに気になる方は絶対ビジネスクラスに乗ってください。

バスにのって、待合室みたいなところに移動。

椅子が等間隔に20脚おいてある。

スタッフはわりと軽装備。スーツにマスクのみ。

しばらくしたら移動してまた待機。

ここで一人ずつ、説明を受け～いろんな紙に記載させられ～検査用キットを受け取る流れらしい

紙を4種類ほど記入。

熱ありますか？知り合いに症状ある人いましたか？メールアドレスは電話番号は？

家に帰りますか？ホテルですか？公共交通機関使っちゃだめですよ！とかそういうの。

私は、関西から父親が迎えに来てくれたいたので、空港から出ることができる組。

控えにこんな紙をもらった。

検査

紙に色々書いた後、なぞの容器を渡され列に並ばされる。。。

ちなみに右奥に見えているのは、すでに検査終わって、ホテル移動の待機ゾーン。

衝立とカーテンで遮られた奥で検査。

「マスクから鼻だけ出して！口は隠して！！」と言われ

鼻に細長い綿棒のようなものをつっこまれ、5秒ほど我慢。しんどすぎ。

そのあと、

①公共交通機関を使わずに自宅に帰る組（レンタカー、帰国者ハイヤー、家族の迎え等）

②ホテルで二週間待機する組／検査結果出るまではホテルで待機し、公共交通機関を使わずに自宅に帰る組

の２グループに分かれる。

私は①なので、②である友人とはここでお別れ。

空港からの脱出

①のグループの人でも、出口（細かく指定される）まで家族か誰かが迎えにきていないと

待機室からは出してくれない…

そしてこのあと、職員に連れられて荷物受け取り～関税～出国審査へ。

職員が一緒にいないとここも通れないらしい。

そして、

父親に迎えに来てもらい空港からの脱出。

来ていた服は車の中で着替えて全部捨てられました笑

レンタカーで10時間かけて関西まで帰りました。

 

帰宅後

3日目にメールで、結果が来ました。陰性でした。

あと毎日保健所から電話かかってきて、体調と体温聞かれます。

余談。

友達から送られてきた、ホテル待機組のご飯。おいしそうすぎ…。

陰性が分かってから帰国者ハイヤーで帰宅したようです。